日本人差別法 『本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律』 の廃止を目指すブログ

【①-3.NHKは何故、歴史を捻じ曲げるのか?】 吉田書簡『在日朝鮮人に対する措置』 の肝心な部分を省き、偏見、差別にすり替えるNHKの印象操作を感じさせる放送について(戦後史 第4回 猪飼野 ~在日コリアンの軌跡~より)

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 (出典先)20130727 1/2 戦後史 第4回 猪飼野 ~在日コリアンの軌跡~ - YouTube

 

wasavi0032016.hatenablog.jp

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上記に引き続き、2013年7月27日にNHKで放送された『戦後史証言プロジェクト 日本人は何をめざしてきたのか 2013年度「地方から見た戦後」第4回 猪飼野 在日コリアンの軌跡』を取り上げ、意図的に歴史を捻じ曲げているかのようなNHKが放送した内容の問題点について書かせて頂きました。

※下記は当該番組に関するNHKのサイトです。

cgi2.nhk.or.jp

 

 

 

 

戦後史 第4回 猪飼野 在日コリアンの軌跡に関する問題点 Part3

 

20130727 1/2 戦後史 第4回 猪飼野 ~在日コリアンの軌跡~ - YouTube

(32分02秒から)上記動画より文字起こし

 

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<ナレーション>

1949年8月、吉田茂首相はマッカーサーに宛てて次のような手紙を送っています。

 

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『私は朝鮮人が全て彼らの故郷の半島に送り返されることを欲するものです。』

 

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『日本の食糧事情は余分な人々を維持することを許しません。かなりの数が共産主義か、その同調者であり、政治的犯罪を犯しがちなのです。』

 

<ナレーション>

当時、GHQ外交局に勤めていたリチャード・フィンの生前の証言が残されていました。

 

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※1995年撮影 OH企画提供

「我々は、次第に日本の考え方に共感するようになりました。在日コリアン問題ではアメリカ側も偏見に染まって行ったのです。吉田はコリアンの国外追放を望んだのでしょうが、マッカーサーは同意しませんでした。

これは長期にわたって続いた問題であり、我々の占領期間中に解決するのは適当ではない、マッカーサーは基本的にそう語っていました。」

 

<ナレーション>

GHQ在日コリアンの本国送還で共産勢力が韓国に拡大することを恐れていました。

 (文字起こし、ここまで)

 

 

(問題点)

今回は上記に書き起こした問題部分をとりあげましたが、具体的な問題点について幾つか挙げさせて頂きますと、

吉田書簡には私は朝鮮人が全て彼らの故郷の半島に送り返されることを欲するものです。という文章の前に実は次のような内容の文章が綴られています。

『日本の戦後の諸問題のうち朝鮮人と台湾人に関するものがありますが、彼らはかつて日本国民であり、現在もこの国に依然として滞在しているものです。

ここでは台湾人については、彼らが比較的少数であり、それほど問題を起こしておりませんので、しばし触れないことに致します。しかし、総数約一〇〇万人、そのほぼ半数は不法入国者であるところの在日朝鮮人の問題について、われわれはいま早期の解決を迫られております。』

 上記の文章が存在します。この部分を敢えて報道せず、『コリアンの本国送還』という部分を殊更に強調し、まるで吉田首相の主張は在日コリアン朝鮮人)に対する差別的なものであるかのような印象を与えているものと感じさせること。

 

日本の食糧事情は余分な人々を維持することを許しませんとナレーションがあり、そこで余分な人々という部分を強調して報道をされていましたが、なぜ吉田首相が在日コリアンに対して余分な人々と表現したのか、その前提を省いたため更に在日コリアン(在日朝鮮人)に対する差別意識が強調されるような報道を行っているものと感じさせること。

また、『許しません』の後に吉田首相はこのように綴っていました。

『アメリカの厚意によって、われわれは大量の食料を輸入していますが、その一部は在日朝鮮人を食べさせるために用いられています。これらの輸入は、将来何世代にもわたって我が民族の負債となることでありましょう。もちろん、われわれはそのすべてを返済する覚悟を固めておりますが、この対米負債のうち朝鮮人のために生じた分まで、将来の世代に負わしむるのは、公正なこととは思えません。これら朝鮮人の大多数は、日本の経済の債権に貢献しておりません。

 つまり、余分な人々と表現をされたのは、当時、日本に存在した朝鮮人約100万人のうちの約半数が密入国であったことと、日本の経済の債権に貢献していない(つまり仕事に就かず、又は自ら事業を立ち上げたとしても税を国に納めないなど、なんらかの問題が存在したのではないでしょうか。)

そして次のようにも綴られています。

『もっと悪いことには、これら朝鮮人犯罪を犯す割合がかなり高いのです彼らは我が国の経済法規を破る常習犯です。かなりの数が、共産主義者かその同調者であり、最も悪質な政治的犯罪を犯しがちなのです。投獄されているものは、既に七〇〇〇人を超えています。

 と、このようにも綴られており、これら諸々の事情を踏まえたうえで余分な人々と表現をされたのではないかと思います。

要するに肝心なところを省き、あたかも日本政府が朝鮮人に対して差別的な言動を行っていたかのような印象を与えているフシを感じさせること。

 

③1995年に撮影されたGHQ外交局に勤めていたリチャード・フィン氏による発言

在日コリアン問題ではアメリカ側も偏見に染まって行ったのです。』

 というのをわざわざ引っ張り出してきて、あたかも吉田首相の書簡内容が偏見(客観的な根拠のない単なる先入観、差別的で非好意的な様)であり、朝鮮人の様々な問題が事実無根(根も葉もない、現実には存在しないこと)であるかのように印象付けているフシを感じさせる。

 

要するにNHKは、当時、日本に在住していた朝鮮人の方々は日本政府によって偏見に満ちた差別的な扱いをされていたという事を印象付けたかったのだろうと思いますが、

肝心なところは報道せず、朝鮮人に対して排外的、偏見的な日本政府であったかのような印象を作り出し、これによって朝鮮民族というのは可哀想な方々だったのだという事で、まるで観る者の同情心をかきたてるようなやり方は問題であると感じた次第です。

ハッキリ言えば悪質な印象操作であると個人的に感じるところです。

 

 

吉田書簡の内容は、単なる朝鮮人に対する偏見だったのか!?

 

ここでGHQ外交局のリチャード・フィン氏の発言を取りあげます。

「我々は、次第に日本の考え方に共感するようになりました。在日コリアン問題ではアメリカ側も偏見に染まって行ったのです。吉田はコリアンの国外追放を望んだのでしょうが、マッカーサーは同意しませんでした。

これは長期にわたって続いた問題であり、我々の占領期間中に解決するのは適当ではない、マッカーサーは基本的にそう語っていました。」

 

このように語り、あたかも吉田書簡に書かれている内容、つまり全ての朝鮮人の国外退去、そしてその背景にある理由などに対して単なる偏見(根拠のない先入観、差別的で非好意的な見方)であったかのように発言されていたようですが、本当に単なる偏見だったのかというのが重要なポイントとなります。

 

この外交局のリチャード・フィン氏ですが、マッカーサーの要請を受けて以下のような在日コリアンの現状と対策を記したリポートを提出していました。

フナハシ学習塾その他88 日本と朝鮮半島 4

※上記記事より一部引用させて頂きました。

アメリカ国務省から派遣された GHQ外交部 リチャード・フィンは マッカーサーの要請を受け 在日コリアンの現状と対策を記したリポートを提出しています。

1948年8月 在日コリアンに関するスタッフ研究

日本人との危険な摩擦を起こす多くの在日コリアンは極東における重大な不安定要因となっている。GHQは在日コリアンの自発的な引き揚げを推進する政策を採るべきだ

もし 在日コリアン連合国民や他の外国人並の待遇を認めるとこの占領政策の遂行に反する

 

和光大学教授 ロバート・リケットさんはアメリカに残っている膨大な資料を研究しています。

 リポートを作成したフィンが日本の誰から情報を得ていたのか?外務省管理局長 倭島わじま英二えいじ からでした

朝鮮人に関する日本の行動の背景にある最大の動機は彼らを日本から追い出したいという願望である

今の日本には この種の深刻なマイノリティ問題を処理できる自信がない。朝鮮人への態度が定まらないのも 朝鮮人へ敵意を抱くのも もとをたどれば 朝鮮人を劣等とみなす 日本人の国民感情の影響が大きい

 

引用させて頂いた部分の情報から察するところ、リチャード・フィン氏は倭島英二という外務省管理局長から情報を得てリポートを提出されたようですが、朝鮮人と日本国民との間の状況から鑑み、占領政策の遂行に支障が出ると判断し、朝鮮人による自主的な祖国への引き上げ政策を採るべきだとしていた。

しかし、倭島という人物の発言からすると、それは日本国民による朝鮮人に対する偏見的な見方(劣等:等級・程度などが水準より劣っていること)が存在し、それ故に摩擦が起きていると判断し、極東における重大な不安定要因と位置づけたとも推測できないこともないですが、いまいち、倭島氏の発言の意味するところを掴みきれていない状況です。

 

さて、ここで先に掲げたリチャード・フィン氏の発言に立ち返ることにします。

我々は、次第に日本の考え方に共感するようになりました。在日コリアン問題ではアメリカ側も偏見に染まって行ったのです。吉田はコリアンの国外追放を望んだのでしょうが、マッカーサーは同意しませんでした。

なぜリチャード・フィン氏が偏見と言う言葉を出したのか、その背景には外務省管理局長・倭島氏の影響があったからではないかとも推測できますが・・・

 

吉田書簡には戦後、裁判にかけられた朝鮮人の刑事事件の件数と人数が掲載されています。

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 (出典先)吉田茂=マッカーサー往復書簡集

 

 吉田首相はこの朝鮮人の刑事事件に関する数字を挙げる前に、『もっと悪いことには、これら朝鮮人は犯罪を犯す割合がかなり高いのです。彼らは我が国の経済法規を破る常習犯です。かなりの数が、共産主義者かその同調者であり、最も悪質な政治的犯罪を犯しがちなのです。投獄されているものは、既に七〇〇〇人を超えています。

と発言されており、単なる偏見だけで書簡を綴ったのではなく、客観的な事実を基にしたものであったというのが見て取れると思いますが、それでもリチャード・フィン氏が偏見と言う言葉を出したのは何故なのか??

なぜ偏見で片づけるような発言をされたのかが謎ですが、この辺りの事をNHKは省いて、あたかも吉田氏が偏見の目で朝鮮人を見ていたかのような印象を与える報道の仕方を行っているところが問題であるということです。

 

残念ながら、この問題はNHK側に直接、聞いてみない事には理解できない問題であると思いますので、時間のある時に追及させて頂こうかと思っています。

 

ただ、終戦直後、朝鮮人による様々な犯罪行為が存在し、日本国民との間に摩擦があったのは事実で、それを偏見で片づけるような発言を行ったGHQのリチャード・フィンという人物に対する不信感というものもあります。

というのはマッカーサーを初めとするGHQ朝鮮人の様々な犯罪行為を知らなかったはずがないからです。

(※終戦は1945年の8月15日~、吉田書簡は1949年にマッカーサーに送られています)

 

ここに幾つか関連する記事へのリンクを貼らせて頂きますが、見て頂ければリチャード・フィン氏の発言の矛盾点に気づくのではないかと思われます。

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