日本人差別法 『本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律』 の廃止を目指すブログ

【差別的なヘイトスピーチの解釈】 『ヘイトスピーチとは、マイノリティーに対して向けられる差別的言動、それを用いた煽動や 攻撃を指すものだ』(by フリージャーナリスト・安田幸一氏)に対する反論

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(序文)

 今回、フリージャーナリスト・安田浩一やすだこういち氏によるヘイトスピーチの解釈について取り上げ、これに対して物申させて頂きました。(反論です!)

その解釈をみて感じたことは、非常に偏向的で差別的であるということ。そして、このようなヘイトスピーチという概念が、あたかも法的なものであるかのような言い分は重大な問題であると考え、この場から物申させていただきました。

 

 

安田浩一「ヘイトスピーチとは弱者への攻撃のこと。米軍や安倍総理には何を言っても許される」と都合の良いように定義 - YouTube

(2016/08/07公開動画)

※上記動画から引用させて頂きました。

沖縄ヘイトを考える 偏見生むデマ次々と事件被害者も攻撃対象に

安田浩一 沖縄タイムス

 

今年6月、ヘイトスピーチ対策法が施行された。

同法が審議されているときから、ネットを中心に奇妙な言説が目立つようになった。

「米軍出ていけ」はヘイトスピーチ

実際、ヘイトスピーチ問題を取材している私のもとへもどう喝めいた"問い合わせ”が相次いだ。

「沖縄の米軍差別をどう考えるのか」

辺野古の基地反対運動もヘイト認定でいんだな?」

 

それ以前から「首相を呼び捨てで批判するのもヘイトスピーチ」といった的外れな物言いも存在したが(そのような書き方をした全国紙もある)、同法成立が必至となるや、ネット上では新基地建設反対運動も「取り締まりの対象」といった書き込みが急増したのである。

無知と無理解というよりは、ヘイトスピーチの発信者たちによる、恣意(しい)的な曲解と勝手な解釈であろう。

これに煽(あお)られたのか、それともさらに煽りたかったのか、同法が『米軍人に対する排除的発言が対象」と自身のSNSに書き込んだ自民党衆議院議員もいた。

 

そもそもヘイトスピーチとは、乱暴な言葉、不快な言葉を意味するものではない。マイノリティーに対して向けられる差別的言動、それを用いた煽動や攻撃を指すものだ。

ヘイトスピーチを構成するうえで重要なファクトは言葉づかいではなく、不平等な社会的力関係である。

(引用ここまで)

 

 

安田浩一氏による発言の問題点

ヘイトスピーチ対策法など存在しない

まず冒頭部分で『今年6月、ヘイトスピーチ対策法が施行された。』と語っておられますが、このような法律は存在しません。

6月(3日)に施行されたのは『本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律』です。しかも、この法律の条文にも【ヘイトスピーチ】などという文言は一切存在しません。

 

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6月3日に施行された当該法律の条文ですが、ヘイトスピーチなどという言葉は存在しないし、マイノリティ云々などという条文も存在しません。

安田氏はなにか大きな勘違いをされている虞があります。

 

②極めて差別的な『ヘイトスピーチ』という言葉に対する解釈

『そもそもヘイトスピーチとは、乱暴な言葉、不快な言葉を意味するものではない。マイノリティーに対して向けられる差別的言動、それを用いた煽動や攻撃を指すものだ。

上記のように安田氏は終盤当たりでヘイトスピーチの定義らしきものを語っておられますが、そもそもこの解釈は何を根拠としているのか? 誰が定義づけたのか? 

 

もう一つは、『マイノリティ』という言葉をどのように捉えられているのか? これは重要なポイントとなるものだと思います。

例えば、この日本では数的に多いか、少ないかという観点からマイノリティ(社会的少数者として捉えられている)かマジョリティ(社会的に圧倒的多数者と捉えられる)かを判断する傾向にあるようですが、

具体的には、この日本国内では日本国籍を持つ日本人(日本国民)のほうが圧倒的多数ですが、それに対して数的に少数派である在日外国人に対してマイノリティと称しているようにも感じられます。仮にそうならこの解釈は正しいと言えるのかどうか?

本来の意味でのマイノリティとはいったいどういうものかと考えていたところ、あるサイトに辿りつきました。

 

careerpark.jp

※上記のサイトより転載させて頂きました。

 

マイノリティの言葉の意味は、社会的少数者または社会的少数集団の事です。その社会の権力関係において、その属性が少数派に位置する者、を意味しています。欧米の「マイノリティグループ」(minority group)の考え方を輸入したものではありますが、日本では単に「マイノリティ」と言われることの方が多くあります。マイノリティオピニオン、セクシュアルマイノリティなど、前後に言葉を付けて、意味を広げて使われるケースも多くあります。

 

マイノリティは「普通から外れている」を意味する場合もある

マイノリティの意味は単純に少数派を表すとされています。この言葉は、少数派が有利な場ではあまり使用されていません。そのため、マイノリティとは、価値観や置かれている状況に関して、「普通から外れている」とされる場合に使用されることが多く見られます。場合によっては多数派の方がマイノリティとなる場合もあるわけです。

 

マイノリティとは数を意味する言葉ではない

つまりマイノリティとは、「そこに分類される人の数」よりも、あるものに関して、「これが普通であるとされている価値観とは違うものを持つ人」との意味を持つ言葉であるとも考えられます。つまり、言いかえれば「支配的な価値観に染まらない人たち」がマイノリティという言葉の本当の意味であるとも言えるわけです。つまり、「これが普通であるとされている価値観とは違う価値観を持つ人達」という意味の言葉といえます

(中略)

マイノリティの意味は単純ではない

マイノリティは染まれないと思われがちですが、「染まれない」とは、「染まりたがっている」ことを前提にしている言葉です。そういった意味では、支配的な価値観に「染まりたい」人もいれば、「染まれない」のではなく、「染まらない」「染まりたくない」人たちもいるのです。「マイノリティ」という言葉に含まれた意味は単純ではありません。

 

マイノリティには差別的な意味も含まれる

マイノリティとは、意味に差別的なものが含まれる言葉です。この差別的な言葉の意味を覆すためには、全員が「普通などというものはない」ということを認識することが大切です。マジョリティという言葉は、自分が普通であることを意味すると思い込んでいる人々も多いです。そのことから考えると、すべての人が自分の選択で、自分の価値観のもとに生きられるようになれば、差別的な意味を持つ言葉はなくなっていくでしょう。

 

マイノリティとは少数派を意味する言葉だが普通から外れているという差別的な価値観の解釈もある

マイノリティという言葉の本来の意味について見てきました。マイノリティは、最近耳にする言葉ですが、辞書で引く、少数派との意味だけでなく、普通ではないという差別的な意味合いで使われるケースも多くあります。言葉の意味は深く知って、正しく使っていく必要があります。

(転載ここまで)

 

 

上記に掲載させて頂いたものが正しい解釈と断定できるかどうかは、私にはわかりません、あくまでも参考として用いらせて頂いたに過ぎないですが、『マイノリティは「普通から外れている」を意味する場合もある』『マイノリティとは数を意味する言葉ではない』『マイノリティには差別的な意味も含まれる』ということで、大まかに言えばマイノリティと言う言葉にはこのような意味も含まれているということで、結論としては、マイノリティの意味は単純ではない、ということでしょう。

 

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(出典先)「安倍死ねと言った」平沢勝栄議員、ヘイトスピーチ規制特命委でなぜか安保法デモを批判 - NAVER まとめ

 

安田氏がどのような意味を以てマイノリティという言葉を使用し、ヘイトスピーチの定義らしきものを述べたのか? 具体的に理解できない面が多いですが、 仮に、日本国内で数的に少数派の在日外国人を指してマイノリティと表現をされているのであれば、これは一元的で偏った解釈でしかないと思われます。

 

もう一つ問題なのは、マイノリティーに対して向けられる差別的言動、それを用いた煽動や攻撃を指すもの』というのならば、マイノリティではない者に向けられる差別的言動、それを用いた煽動や攻撃はヘイトスピーチではないから、行っても許されるんだと逆に解釈もできます。要するに、ヘイトスピーチという言葉の存在自体が差別を助長するものだという見方もできます。

現に、『無知と無理解というよりは、ヘイトスピーチの発信者たちによる、恣意(しい)的な曲解と勝手な解釈であろう。無知と無理解というよりは、ヘイトスピーチの発信者たちによる、恣意(しい)的な曲解と勝手な解釈であろう』と、ご自分のヘイトスピーチに対する恣意的曲解と勝手な解釈をされているであろう事は差し置いて『米軍出ていけ』などの排外表現はヘイトスピーチには該当しないかのような主張をされています。

ということは米軍はマイノリティではないという事になりますが、どいう基準でマイノリティであるか、マイノリティでないのかがよくわからない。数的な観点で言えば米軍だってマイノリティです。

総合的に考えて非常に偏った、差別的な考え方であり、その考え方を押し付けるような言動は、単なる価値観の押し付け以外のなにものでもなく、そのうえこの考え方が法的なものであるかのような言い分は絶対に看過できない。

 

③『ヘイトスピーチを構成するうえで重要なファクトは言葉づかいではなく、不平等な社会的力関係である。』とは?

全く意味不明です・・・。不平等な社会的力関係とは何を示して述べておられるのか??

そもそも何を以て不平等と言えるのか? 何を以て社会的力関係と言えるのか? 非常に曖昧な表現で言いたいことの半分も理解できない状態です。

そもそもヘイトスピーチという言葉に対する解釈そのものが不平等であり、ある一部の者たちの人権は保護され、ある一部の者たちの人権は保護されない、安田氏の解釈だとこのような状況になります。

元々、誰がヘイトスピーチという言葉の概念を作ったのかがポイントにもなりますが、現状ではこの日本にヘイトスピーチの定義や法律は存在しないという事を改めてここに示しておきます。

 

最後に・・・

 仮にヘイトスピーチという言葉の定義らしきものが安田氏の述べたもので正しいのなら、差別を批判している立場の者が差別的なヘイトスピーチという概念を肯定するのはどういうことか?

ここのあたりに大きな矛盾を感じずにはおれません。

 

重要な事なので再度、書きますが(今までこのブログで何度となく書いてきましたが)ヘイトスピーチの定義を定めた法律は存在しないし、これを規制する法律も存在しません。

存在するのは『本邦外出身者に対する不当な差別的言動』を定義し、規制するような、本邦外出身者(外国人)だけの人権を保護し、日本人の人権は保護されないという日本人を差別する法律。(こんなものは本来、法律とは言えません)

いい加減、意味不明、曖昧な、一部では和製英語であると噂されているようなものを使用し、これを法的なものであるかのように主張されるのはやめて欲しい!このように感じている次第です。

 

(関連動画)

差別的なヘイトスピーチの概念を堂々と国会で述べた共産党議員

www.youtube.com

ヘイトスピーチには定義もない、法律もないと述べられた国連特別報告者のデビッド・ケイ氏

www.youtube.com

 

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